バカネコ村 猫砂研究所
ネコのオシッコは強烈な匂いがする。 でもって、染みつく。
ネコはそれを覚えていて、また同じところにしようとする。
常設トイレにしてしまうわけだ。
たとえば布団。 これはいくら干したとてダメだ。
わずかに残る匂いをかぎ当てて、おネコさまは再訪してくださる。
そして再度、再々度と、ご用をお足しになる。
布団の場合、1度やられたら丸洗いクリーニングに出すより
他に方法はないのだが、これがまた、良い値段なのである。
安い布団なら買えてしまう。
このため、我が家では、すでに過去5枚の布団が廃棄処分になった。
おネコさまは砂場以外にもふわふわしたところがお好きなようだ。
だが、ちゃんとネコ用トイレでやってもらわねば困る。
そして、猫砂には、あの匂いをしっかり、捕まえてもらわねばならない。
バカネコ村で使用しているのは、紙製と木製の製品である。
どちらも燃えるゴミとして廃棄できるからだ。 ← これ、重要なポイント!
鉱物系の砂は、トイレにはもちろん流せないし、ゴミとしても不燃物扱いだ。
庭に穴を掘って埋めてみたこともあるが、配合されているポリマーのせいか、
踏むとふにゃふにゃして、しっかり土となじまない。
数日経っても、固まらなかった。 どうやら水分を逃がさぬと見える。
防臭なら、吸着性能に優れたゼオライト、すなわち鉱物系の猫砂は
たしかに良いのだが、別に安いわけでもないし、重くて扱いにくい。
部屋の中で持ち運ぶのさえ、かったるい。
追加するときに、微粉末が舞い上がるのが、気になる。
固まらないシリカゲルも、おすすめしない。
特徴を頭に叩き込んだ上で、以下を比較してみるのもおもしろい。
毎日使うものなので、あまり高価だと続かないから、普通のものを選んでみた。
紙系 (軽くて扱いやすい)
紙系の猫砂は安価でそこそこ軽いわりには、飛び散りにくく、
埃も少なくて扱いやすい。 しかし、匂いが飽和しやすく、寿命は短い。
ただ、なんと言っても、燃えるゴミとして出せるのが助かる。
木材系 (消臭力抜群)
木材系はヒノキの香りを配合したものが多く、においを抑える効果に秀れている。
性質はやや軽くて、飛び散りやすい気がする。
もちろん、燃えるゴミ扱いで廃棄可能だ。
穀物系(原料はオカラなど)
最近、登場した穀物系猫砂。 脱臭力にすぐれ、燃えるゴミとして出せる。
紙系や木材系にとってかわるか?
誤って食べても問題ないというが、こんなものを食べる猫がいるのかは不明。
湿気に弱いとされるが、それは紙系も木材系も同じだ。
どの砂も、オシッコを固めるのに水溶性ポリマーを使うから、やむを得ない。
なかなか、どれも、一長一短ある。
結局、今では、紙系と木材系をまとめ買いして組み合わせて使っている。
ブレンド割合は、紙系3、木材系1~2くらいか。
木材系ばかりにすると、ヒノキの匂いがきつくて、ネコがあわてて出てくる
可能性がある。
ちゃんと現物は落下させてから、落ち着いて出てきて欲しいので、こうしている。
これが意外にバランスが良く、匂いも気にならないレベルまで、
抑え込むことができた。
期待以上の結果だったので、われながら満足している。
【飼い主の重要指針】
どんな猫砂を使おうとも、掃除が遅れれば、
すべての努力は、水泡に帰す。
現物は、見つけ次第、すぐ始末せよ!!
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